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トップ>自主制作まんが>死神探偵の事件簿・第2の事件 その13
13
まひるの元にルカと明日美さんが戻ってきた。
まひる「お帰り。で、どうするの?」
一緒に自首するか?という言葉をあえて言わずにいつもと変わらない表情。
ルカ「このままシカト!帰るよ。」
苦虫を噛み潰したような顔でそう言って荷物を持つルカとそれに続くまひる。
明日美「黙っててくれるの?」
そっと小さな声で訪ねた。
まひる「明日美さんは悪くない!滝さんは崖から落ちたってことになってるしね」
ルカ「良太さんは息を吹き返して自力でここまで来て力尽きたみたいだから心配いらないよ。
今後どうするかは明日美さんが自分で決めないとね。じゃ 来週病院で」
明日美は溢れてくる涙を隠すため後ろを向いて大きく頷き、二人は去った。
帰り道、こんな会話が繰り広げられていた。
ルカ「あのさ、まひるちゃんは自首しようとか思わないの?」
まひる「わたしは悪くないもん! 目的の為には手段を厭わない、っていう言葉があるじゃん!!自分の信念を貫き通すとかも。。。」
最初は自信に満ち溢れていたまひるの声はだんだん小さくなっていき最後は聞き取るのも難しくなってしまった。
ルカ 「やって良い事と悪い事ってのがあるでしょ。
まったく『アイツ』と同じこと言っちゃって」
まひるの胸に光る左目だけが赤いシルバードクロのペンダントに視線を向けてルカは呟いた。。。
The Second Case End
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